問題は人ではない、構造である——「構造智」という態度

不祥事の調査報告書は、いつも同じ言葉で締めくくられていることに気づいている人は多いのかもしれません。

不正を起こした組織の報告書を読むと、ある種の既視感に襲われる。経営陣は優秀である。制度は整備されている。理念も掲げられている。それでも不正は起きた。そして報告書は、最後にこう結ぶ。「コンプライアンス意識の向上が必要である」と。この結論に、私はずっと違和感を持ってきた。

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